初心者でも出来た!バラ完、自作!の第8回目となります。以下の通りご紹介しておりますので、興味のあるところへ飛んでいただいても構いません。
- プロローグ編
- 部品選定編① フレームの巻
- 部品選定編② ホイールの巻
- 部品選定編③ サドル、ハンドルの巻
- 部品選定編④ コンポの巻
- 部品選定編⑤ その他と価格発表の巻
- 組立編① 工具の巻
- 組立編② ホイールの巻 ←今回はここ!
- 組立編③ BB、クランクの巻
- 組立編④ サドル、ハンドルの巻
- 組立編⑤ コンポ残りの巻
- 組立編⑥ ブレーキケーブル調整の巻
- 組立編⑦ ディレーラー調整その1
- 組立編⑧ ディレーラー調整その2
- エピローグ編
それでは、組んで行きましょう。
順番は厳密にはあるのかもしれませんが、自転車を固定するためのメンテナンススタンドが安価なもののため、以下で行っていきたいと思います。
1.ホイールにタイヤ、チューブ、スプロケット取り付けてホイールを完成させる
2.フレームにホイールをはめる
3.フレームにBB取り付け
4.クランク取り付け
5.シートポスト取り付け
6.ハンドル取り付け
7.フロント、リアディレーラー、ブレーキ取り付け
8.シフター取り付け
9.ブレーキ、シフトケーブル取り付け
10.チェーン取り付け
11.バーテープ巻き
以上で組み立て完了で大丈夫だと思います。ちなみに調整が全く入っていないですね。必要に応じて書いていきます。
では順番に。
まずは1番。最初にホイールを完成させてしまいましょう。ちなみにここでは、クリンチャー用のホイールについての説明となります。完組ホイール単体で購入された場合は、まずはリムテープが必要かを確認しましょう。
リムテープとはリムのニップル穴(スポークを固定、調整するためのニップルと呼ばれるものを取り付けるときの穴)の開いているところが、チューブとこすれて傷つくのを防ぐためのテープです。メーカーによってこちらのように、

リムテープ不要の対応がされているのもあります。だいぶピンボケでわかりづらくてすいません。リムテープはニップル穴が隠れるように入れ込めばOKです。
次にタイヤの片側だけリムに入れます。

リムにタイヤが入っている側

リムにタイヤが入っていない側
次、チューブをホイールとタイヤの間に入れます。この時、チューブにはあらかじめ少しの空気を入れておきましょう。空気を入れないと、タイヤとリムの間にチューブが挟まった状態でタイヤがセットされやすく、そのまま空気を入れると、入れてる途中で爆音と共にパンクとなりかねないからです。空気の量が多すぎると、リムとタイヤ間にチューブが入りません。空気入っているけどブニョブニョくらいがちょうどいいかなと思ってます。

ここから

こうしていきます
またチューブを入れる順番は、リムのバルブ穴にチューブのバルブを入れるのが最初となります。そのあとはひたすら端から入れていくだけです。
終わったらタイヤのもう片側をリムに入れます。こちらもまずはバルブのあるところから入れていきます。最初は手ではめていけると思います。下の写真の丸の左側の状態をタイヤの端(ビート)を持ち上げて、丸の右側のようにしていくのを繰り返す感じです。

力のある人であればそのまま最後までタイヤのビートをはめきれるでしょう。硬いタイヤや非力な方は、ホイールの半周を超えてくると、きつくなってくるかと思います。もう無理となったときに、今回最初の工具登場です。

まえにも紹介したことがありますが、タイヤペンチです。おすすめです。使い方は以下となります。
まずこちらのペンチは先端が一方はY字型(写真の左下側)、もう一方はフック状(写真の左上側)となっています。Y字の方をタイヤが入っている側のリムに入れます。

この状態で反対側のフックをタイヤのビートにひっかけます。

あとは、Y字の方を支点に、ペンチをにぎって、フック側を持ち上げるようにすると、タイヤがリムに入ります。これを繰り返します。1回入れたら2cmくらい移動させて同じことを実施。これをひたすら繰り返せばおしまいです。ものの数分で終わると思います。これで空気入れたらタイヤセットは完了ですが、その前に。
タイヤとリムの間にチューブが挟まっていないかを最終確認します。これはまだタイヤに空気が入っていない状態で、タイヤの両端を指で挟んでリムとタイヤの隙間を目視し、チューブが見えていないかを確認します。見えてなければ大丈夫です。これを行えばタイヤの取り付けは完了です。この後は空気を入れましょう。これを前輪と後輪で実施します。
後輪については、あとはスプロケットを取り付けます。スプロケット付けは難しくありません。11速の105 5800の場合は、ギアが1セット(3枚組)+8枚、スペーサーが5枚と一番最後の取り付け用キャップで構成されています。このギアをホイールのフリーカセットに取り付けます。下の赤丸部がフリーカセットです。

ギア歯とフリーカセットには各々突起があって、入るようにしか入りません。よって基本取り付け間違いはないです。あとは大きい方から先に入れること、ギアの数字が記載されている面が外側になるように入れること、スペーサーを入れる場所を間違えないことを注意しましょう。スペーサーは3枚セットの大ギアを入れて、

次のギア歯を入れた次から、スペーサー⇔ギアをスペーサーがなくなるまで繰り返せばOKです。

4枚目(3セット一組の次の歯)入れてスペーサー入れたところ
スペーサーは突起の位置は指定がないので特に気にせず入れましょう。最後のスペーサーを入れた後はギア歯が3枚あると思うので、

最後のスペーサーを入れた次の歯(9枚目)入れたところ
最後まで入れたら、

ギア歯入れ終わり
あとはスプロケットを止めるためのキャップをLOCK側に手で回して、仮止めしておきます。

この後、今回2回目の工具登場です。

こちらの上側だけ取り付け時は使います
キャップ中央の穴に、工具の先端をはめ込み、先ほどのLOCK方向に、本締めすればOKです。

締め付けトルクに指定があり、40N・Mの記載がありますが、測定できなければ、おおよそ力いっぱいでいいです。40N・Mはかなりの高トルクです。こちらで全て完了です。フレームにホイールを取り付ける準備完了です。
フレームにホイールをつける方法ですが、こちらでは、クイックリリース止めの方法の説明となります。スルーアスクル式のフレームとホイールの説明はいたしません。クイックリリース止めのフレームの場合は、ホイール止めるところが、以下写真のようにU字(フレームをひっくり返して写しているので)になっています。

ここにホイールの以下写真の赤丸部分が収まる感じです。

そこに、以下クイックリリースを締めこんで、両サイドから固定されるイメージとなります。

実際にクイックリリースは外さないでもフレームに固定できます。ではやり方です。自転車右側(自転車に乗ったときの右です!)がクリックリリースの手ネジが来るようにします。フレームをひっくり返して、ホイールを上から乗せるのが楽でしょうか。

ここから手ネジを締めますが、手で固く締める直前くらいでストップです。その後で反対側のレバーを倒して固定となります。

このレバーが簡単に倒せるようだと、手ネジが緩すぎです。レバーが両手でも倒せないときは、手ネジがきつすぎです。皆さん各々でパワーが違いますが、かってぇ~な~と思えるくらいがいい感じです。
後輪については、スプロケットのついている側が自転車右側に来るように取り付けましょう。
クイックリリースレバーの取り付け角度というか、向きについてですが、諸説ありますが、一般的なところは以下の配置となるかと思います。

前輪側

後輪側
引っかかって外れやすい場所は良くないのですが、じゃあどこがどんな理由でダメなのか良くわかりません。フレームに沿って取り付けておくのが無難でしょう。
ホイール付け完了しましたので、次回はBB、クランクの取り付けをしていきましょう。
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