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初心者でも出来た!ロードバイクのバラ完、自作
組立編⑧ ディレーラー調整その2

カスタマイズ

初心者でも出来た!バラ完、自作!の第14回目となります。以下の通りご紹介しておりますので、興味のあるところへ飛んでいただいても構いません。

次にまだ取り付けていなかった、リアディレーラーのインナーケーブルのネジ固定となります。こちらもフロントと同様に、ケーブル取り付け前には、右STIの小レバーを10回以上左にクリックしてください。それからケーブルを右に引っ張りながら、ネジ固定をして終了です。今回使用するRD-5800はケーブルを固定ネジの上に通すこととなっていますので、きちんと確認しましょう。

では早速変速させてみましょう。右STIの大レバーを右にクリックしていくと、ディレーラーがホイールに近づく方向に動いていくはずです。1回クリックでスプロケットの2枚目の歯と一直線に、もう一回クリックで3枚目の歯と、10回クリックして、11枚目の歯と一直線になるように、ディレーラーが動けば、もうばっちりです。ケーブル固定していきなりこう上手くいくことはまずないと思います。ケーブルの張り具合を適正におこなうことで、上記のような動きをするようにしていきます。

あまりにケーブルの張りが弱いときは、クリックしてもディレーラーが動きません。

大レバーを動かす方向(トップ(小ギア)からロー(大ギア)へ)の動きが悪く、11回クリックしても一番大ギアと歯が一直線にならない場合は、ケーブルの張りが弱すぎます。固定ねじを緩めて、再度ケーブルを引っ張り直して下さい。

微調整はアジャスターボルトを反時計回りに回すとケーブルを張る方向となります。

赤丸がケーブルアジャスターボルトとなります

逆に、小レバーを動かす方向(ロー(大ギア)からトップ(小ギア)へ)の動きが悪いときは、ケーブルの張りすぎです。ケーブル固定のネジを緩めて再調整してください。

アジャスターボルトでの調整の動きとしては、時計回りいっぱいに回している状態が、ケーブルの一番緩い状態、反時計回りに回してケーブルを少しずつ張っていく、といった考え方をしていいかと思いますが、ケーブルの張りが弱すぎ状態で、アジャスターボルトで調整しても、調整しきれずにボルトが取れてしまいます。微調整に使ってください。

これで頑張ってリア側の調整を行っておきます。

ここまで終わったら、チェーン取り付けてからの最終調整となります。
早速チェーン取り付けとまいりましょう。新品購入したものは、そのままつけると大概の場合長すぎとなりますので、不要なコマをカットする必要があります。カットするコマ数の決め方は、スプロケットの最大の歯数が28以上か未満で変わります。28以上の場合については、フロントギアトップ側(大きい歯)とリアのロー側(大きい歯)を最短で繋ぎ、プラス2コマ分が必要なチェーンとなり、その他は不要なコマとなります。チェーンの兼ね合いでちょうど2コマに出来ない場合がありますが、その時は3コマがいいです。

写真だと3コマ余ってますが、これにクイックリンクをつける必要があるので計4コマの余剰となるので今回2コマカットしてみます。
チェーンカッターでコマを外しますが、チェーンカッターという名称から、えいや~、スパッとチェーンが切れるイメージですが、全く異なります。外すコマの境目を写真のようにセットすると、ちょうど真ん中が接続部のピンとなっていて、そのピンをチェーンカッターのピンで押し出す感じとなります。

この状態で
ハンドルを回してピンを左側から押し出します
今は抜け途中です
残骸でこれで2コマ分です

カットしたらリアディレーラー、スプロケット、フロントディレーラー、クランクとチェーンを通していき、クイックリンクかコネクティングピンで最後つなぎ合わせましょう。チェーンの通るルートは、写真の通りです。

リアディレーラーにはガイドプーリー近辺にチェーン外れ防止ガイドがありますので、ガイドプーリーとガイドの間にチェーンを通してください。

最後チェーンをつなぐときは、こちらのような針金(チェーンカッターに付属してましたが、ない場合はクリップを伸ばして似た形状のものを作ってもらえば代用可能です)でチェーンを押さえておくと、つなぐ作業が楽にできます。

コネクティングピンタイプのチェーンの場合は、この後、先ほど使ったチェーンカッターを再度用意して、今度はつなぐ両端をあわせてセットし、ピンを押し入れていく感じでつなぎます。ピンは長く作ってあるので、余りの部分はペンチ等でひねってカットします。

上の写真の状態からピンを矢印の方へ押してやり、下のところまで行ったら余分な部分をカットします。

クイックリンクのチェーンは、クイックリンクを手で仮固定し、クイックリンクリムーバーを使って固定します。クイックリンクは取り付けに向きがあり、チェーンの回る方向と矢印を合わせて取り付けることとなります。

クイックリンクの軸が上の写真のように、右端にきちんとはまっているのを確認してください。

ちなみにスプロケが28T未満の場合は、フロントトップ、リアトップでチェーンを実際に通した際に、スプロケットの軸から垂直線上にリアディレーラーの2個のプーリー軸が通るようなチェーンの長さが適当な長さとなります。

上の写真のようだと、若干ゆるい感じでしょう。2コマ外してどうかな?といったところでしょうか。コネクティングピンのチェーンの場合、仮でチェーンをつなぐのにクリップ等を利用するといいでしょう。クイックリンクであれば仮止め可能なので、問題ないかと思います。

チェーンがつけば、いよいよクランクを回すと後輪がまわるはずですが、ここから最終調整です。

フロントディレーラーの微調整がきっと必要でしょう。チェーンをつけたので、調整次第ではチェーンとチェーンガイドもしくは、スキッドプレートがこすれてしゃりしゃり音がするかもしれません。ここでロー側、トップ側の位置の微調整をして音のしない場所が見つかれば完成です。

リア側も変速させてみて、ケーブルアジャスターの調整で、変速がスムーズにいくところを探しましょう。トップ側からロー側の変速がスムーズでないときは、ケーブルが緩いです。ロー側からトップ側への変速がスムーズでないときは、ケーブルの張りが強いです。

今まで記載したやり方で基本終わりなのですが、チェーンが斜めにかかる状態の時(フロントローでリアがトップ、フロントがトップでリアがロー)は、異音が解消しきれないかもしれません。フロントは2段変速ですが、実は、トップのちょっとロー寄り、及びローのさらにちょっと奥のローの操作ができるようになっています。レバー操作してみれば確認できると思います。チェーンが斜めにかかる状態の異音について、こちらの操作で解消できる位置関係にできれば、全く問題ありません。

フロント、リアで全段変速してみて、チェーンこすれによる異音なく、きちんと変速できれば、完成となります。

調整がバッチリになったら、あとはバーテープ巻けば完成です。もう乗れる状態なので試運転してポジション変更が必要ないか確認しましょう。どうしてもハンドル回りの調整が必要なら、もしかするとケーブルの張り直しが必要になるかもしれませんが、そうならないように祈りましょう。

次回でいよいよ、長く続いたバラ完、完結編となります。

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