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初心者でも出来た!ロードバイクのバラ完、バラ完!
組立編⑥ ブレーキケーブル調整の巻

カスタマイズ

初心者でも出来た!バラ完、自作!の第12回目となります。以下の通りご紹介しておりますので、興味のあるところへ飛んでいただいても構いません。

さあバラ完のメインイベント、ケーブル取り付けと調整、チェーン取り付けまでを書こうと思ったのですが、全部だと写真の数が沢山となってしまうため、今回はブレーキ編だけとします。

ケーブルの取り付けから実施していきますが、どういう経路で取り付けていくかをまず考えていきましょう。ブレーキについては、右レバーが前輪側、左レバーが後輪側が一般的ですが、必ずこうしないといけないと決まっているものではありません。フレームのケーブルの通し方、通りやすさから判断してもいいでしょう。例えばカピバラのこちらフレームについて、後輪ブレーキのケーブルがフレームの中に入っていきますが、入口がフレーム右側にあります。

基本通りにケーブルを左レバーからフレーム右側入口に通そうとすると、ケーブルがフォークに巻き込む?感じとなり、フォーク近辺からフレーム入口で結構ストレスがかかり、ブレーキインナーケーブルがスムーズに動きづらい傾向となります(あくまでも個人の見解ですが)。
ケーブル長はなるべく短く、ストレス少なくと思ったので、カピバラは一般的なルートと逆の右側が後輪、左が前輪ブレーキとしました。このように、自分のフレームとにらめっこをして、どういう経路でケーブルを通していくかを決めましょう。これが決まったらアウターケーブルを作っていきます。
ちなみにシマノのケーブルセットを購入すると、付属品としてスモールパーツがいっぱい入っていると思われます。その他メーカーのケーブルを用意した場合は、用意の上、必要なところには取り付けるようにしましょう。

それではまず前輪側について、左右どちらからつなげるにしても、STIの出口からブレーキの距離分のアウターケーブルを作っていきます。ドロップハンドルの中には、ハンドルに穴が開いていて、ケーブルをハンドル内に通せるようになっているものもありますが、今回は一般的?なハンドルの外側にケーブルを通す説明となります。STI出口からビニールテープ等で仮止めしながらハンドルに沿わせて、長さを決めていきましょう。アウターケーブルの末端は、ブレーキ調整ネジまでとなります。

ハンドルを左右に切っても、ブレーキの接続部(ブレーキ調整ネジのところ)から外れたりしないような長さで、ポジション調整のためのハンドル角度や高さを変えられるように少し余裕をもった長さにしてもいいでしょう。スモールパーツの中にあるアウターキャップは、両端どちらも必要なしとなっています。アウターケーブルはケーブルカッターで切りますが、切り口がいびつになったり、切り残しが発生することがあります。きちんと除去、成形しないと、インナーケーブル動作のストレスとなりますので、やすりで切り残しを取り、先の細いきりのようなもので、中の空間が丸くなるように直します。

これくらいなら大丈夫でしょう

後輪側については、インナーケーブルが一旦フレーム内を通るのが一般的なルートになります。そのためSTI出口~フレームの入口まで、フレーム出口~ブレーキまでの2本を用意します。フレームの入口と出口の2か所にアウターキャップをつけましょう。こちらもSTI~フレーム入口のアウターケーブルは余長を設けておきましょう。

フレーム入口側、銀色に見えるのがアウターキャップ

アウターケーブルの配置が決まったら、インナーケーブルを通していきますが、まず前輪側。ここから通します。

STIの出口からアウターケーブルの中を通して、インナーケーブルがアウターから出たらインナー、アウター共にブレーキ調整ネジに差しましょう。この後インナーケーブルを固定していきますが、固定前にインナーケーブル自体がスムーズに動くか確認しましょう。タイコ(上の写真の赤丸中心の金属をタイコといいます)を持ってケーブルを押し引きし、ストレスなく動作すれば大丈夫です。動きが悪いようならアウターケーブルの配置が悪いかアウターケーブルのカット部の状態が悪いので、原因を探って対応して下さい。後輪側も基本同様ですが、ケーブルをフレーム内に通すのに難儀するかもしれません。シフトケーブルも同様ですが頑張りましょう。難しい場合はケーブルライナーを用意するか、反対のフレーム出口側から不要のケーブル等を通してみて、出てきたら入れたいケーブルの端とくっつけ、さっき入れたケーブルを引っ張って通すか、磁石を使ってたぐりよせる手法等試してみましょう。

この先は、ケーブル固定と調整になりますが、こちらはシマノのマニュアルも同時に参考とされるのがいいでしょう。

まずは解放レバー(クイックリリースレバーともいいます、ちなみに写真はオープン状態ですね)はクローズ状態(下向きがクローズで時計回りにひねり上げるとオープン状態となり、リムとシューの間隔が開きます)にし、ケーブルの張り具合を調整するケーブル調整ネジを一番締めた状態(時計回りいっぱい)から少し戻した状態くらいにします。片手でブレーキアームを握ってリムにブレーキシューを当てる感じにした状態で、インナーケーブルを下に引っ張り、引っ張った状態のままアームを握っていた手を離して、ケーブル止めネジを六角レンチで止めて、ブレーキを数回握ってみる。を繰り返してシューとリムの隙間が1~1.5mmくらいとなるようにしましょう。

ケーブルは引っ張りの強い状態でねじ止めすると、シューとリムの間隔が狭くなり、ケーブルが緩いと間隔が広くなります。微調整はケーブル調整ネジで調整できます。時計回しで間隔が広がり、反時計回りで間隔が狭くなります。
あとは、ブレーキ取り付け時にブレーキのアームを握りながらネジ締めしていれば、だいたいブレーキとタイヤのセンターは出ていると思いますが、ブレーキシューとリムのセンター出しをケーブル調整ネジ奥側にある下の写真赤丸のネジで確認、調整してください。

一応これで終わりですが、後は、ブレーキレバーからハンドルの距離の調整ができますので、ブレーキレバーがハンドルから遠くて握りづらいようであれば、STIの前面上部のネジで間隔調整ができます。

このネジは、STIの前側のカバーをめくると現れます。締めこんでいくとレバー~ハンドル間が狭くなりますので、握りやすいところに調整してください。ちなみに、こちらの内容はSTIのマニュアルに載っています。

こちらで一通りのブレーキ関連は終了です。

では変速関係は次の回で!

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