初心者でも出来た!バラ完、自作!の第6回目となります。以下の通りご紹介しておりますので、興味のあるところへ飛んでいただいても構いません。
- プロローグ編
- 部品選定編① フレームの巻
- 部品選定編② ホイールの巻
- 部品選定編③ サドル、ハンドルの巻
- 部品選定編④ コンポの巻
- 部品選定編⑤ その他と価格発表の巻 ←今回はここ!
- 組立編① 工具の巻
- 組立編② ホイールの巻
- 組立編③ BB、クランクの巻
- 組立編④ サドル、ハンドルの巻
- 組立編⑤ コンポ残りの巻
- 組立編⑥ ブレーキケーブル調整の巻
- 組立編⑦ ディレーラー調整その1
- 組立編⑧ ディレーラー調整その2
- エピローグ編
いよいよ部品選定完結となります。その他必要な部品と最後に総額発表となります。
本当は、当初予算の70,000円は前回までで、小物類はクロスバイクカスタムの流用で賄えるだろうと、あまり頭に入れずにいましたが、実際にバラ完のためには小物類が必要です。
こちらの予算は、
2,000円
何もない前提だとおそらく10,000~15,000円くらいの予算となりますかね。
*タイヤ、チューブ
今まで記載してこなかったところですが、こちらホイールと同時にそろえる最重要部品の一つですね。いろいろなメーカーから多種多様なものが出ております。選ぶのが難しいですね。初心者なりに考察してみました。
タイヤについては、ロードバイク用タイヤとしては、大きく3種類、クリンチャー、チューブレス、チューブラータイヤがありますが、今回の自作ではクリンチャー一択なので、こちらではそのお話を。まずは購入したホイール次第なのですが、こちらをみてホイールを検討された方は、700×__cと記載のあるものが、購入したホイールに取り付けられるタイヤとなります。__の部分にタイヤの横幅が入ります。タイヤの横幅については、購入したホイールのリム幅とブレーキ、フレームによって取り付け可能な範囲が決まってきます。リム幅はホイール選定で触れましたが、15c幅なら23c~、17c幅なら25c~となります。上限がフレームとブレーキによって変わりますが、おそらくブレーキでBR-5800等リムブレーキを選択すると~28cとなります。この範囲のタイヤを選びましょう。あとは価格と好みでの選択となります。価格は普通に店頭ショップだとエントリーモデルで1本2,000円台から高額モデルで8,000円くらいとなるでしょうか。ネット通販等利用すると、2本で3,000~12,000円で購入できるかと思います。
好みの考え方は、乗り心地、耐パンク性能、転がり抵抗(同じ力で速く走れるかの尺度)のバランスとなるかと思います。太くなるほど乗り心地はよくなる傾向だが重くなる傾向、柔らかいほど乗り心地はよくなる傾向だがパンクしやすい等、いろいろ考えられます。ロードバイク用のタイヤでネット上の評価が高いのは、コンチネンタルのGP5000でしょう。カピバラは耐パンク性能を考えてIRCのASPITE PRO推しです。
チューブについては、クリンチャータイヤを選択すると必需品です。
材質が2種類、ブチル、ラテックスとあります。傾向として、ブチルは安い、重い、丈夫で、ラテックスはその逆となります。速さにこだわるならラテックス、そうでないならブチル選択でよろしいでしょう。
あとはチューブは空気を入れるためのバルブがついていますが、こちら3種類、英式、仏式、米式とあります。ママチャリは英式、一般的なロードバイクは仏式となります(上の箱だとPrestaというのが仏式のこと、(FV)はFrench valveの略です)。またチューブはタイヤの太さに応じて選択する必要があり、25Cのタイヤを装着する場合には、例えば700×18~26c用と記載されたチューブを購入する必要があります。またバルブの長さというのも考える必要があります。30~60mmくらいの長さがありますが、こちらは選んだホイールのリム高で決める必要があります。リムの高いホイール(ディープリムと呼ばれています)の場合は特に注意が必要です。バルブ長と一口に言ってもメーカによってどこからどこまでの基準も違います。リム高+1cmくらいを選べば空気を入れられない事態はおきないでしょう(見栄えは別ですが)。
タイヤとチューブは書き出すといろいろ記載しないといけないのですが、とりあえず初心者ということでご容赦を。
*シフトケーブルセット、ブレーキケーブルセット
必ず必要です。グレードと用途別に、種類があります。グレードにより材質とコーティングに差があります。低グレードは抵抗感があるようで、引きが重い傾向のようです。中間ぐらいのグレード(価格的にも)でよいと思われます。また商品には必ず、ロードバイク用かMTB用の記載があります。デュアルコントロールレバー、STIの場合はロードバイク用を必ず購入してください。タイコと呼ばれるインナーケーブルの終端の形状が違います。
ケーブルセットには、実際にディレーラーやブレーキを動かすためのインナーケーブルとインナーケーブルを保護するためのアウターワイヤーが入っています。インナーケーブルはシフターから各部まで1本のケーブルで直接つながっていますが、アウターワイヤーは保護するためのものなので、最初に購入したフレームによって保護の不要なところがあり、カットして使います。そのためセットに入っているアウターケーブル長は短い傾向です。蛇足ですが、ディスクブレーキだとアウターワイヤーが足りずに買い足すことになるかもしれません。取り急ぎ1セットずつ購入してみましょう。
*ペダル
こちらも必ず必要ですね。早い段階で用意していいと思います。大きく分類すると、フラットペダルとピンディングペダルの選択となるかと思います。こちらいろいろ考え方がありますが、メリット、デメリットを考えてみましょうか。
フラットペダルのメリット:圧倒的に安価。初心者にもとっつきやすい。
フラットペダルデメリット:ロードバイクらしくない。比較して速く楽に走れない。
ピンディングペダルのメリット:比較して速く楽に走れる。かっこいい。慣れればより安全。
ピンディングペダルのデメリット:高価、専用シューズ必要。慣れるまではこけるかも。。
さあ皆さんはどうします?
カピバラはフラットペダル一択です。そのためピンディングペダル考察はご容赦ください。フラットペダルについては、安価、見た目だけで選びすぎるとハズレを引く可能性があります。カピバラがクロスバイク異音でフラットペダル交換のために購入したものは、走って2kmでカチカチ音が鳴りやまず、やむなく分解、組みなおしをして復活させました。安心の?シマノからもフラットペダルが販売されていますので、少し高い傾向ですが、おすすめです。
*バーテープ
組付け、位置決め完了後の最後の儀式が、きっとバーテープ巻かと思います。価格は数百円から5,000円くらい?、色、素材も多様です。いい一本を選んでください。
*コラムスペーサー、ヘッドキャップ、シートポストクランプ、ケーブルアジャスター、ケーブルガイド
こちらがその他小物の一覧?です。フレーム購入で一緒になっているものがほとんどですが、欠品、付属されていない場合に必要な時があります。簡単に説明します。
コラムスペーサーは、フォークのトップチューブ(フレームに刺したときに上に飛び出ている部分)に入れるスペーサーです。フォークのがたつきをなくす、ステムを固定させるために必ず必要なもので、サイズがいろいろありますが、一枚購入で数十円、セットで購入して数百円くらいから購入できます。サイズは実機調整選択となります。
ヘッドキャップは、フレームセットを購入していれば大概ついているはずですので、簡単に。フォークの上先端に取り付けるキャップです。これをねじ止めすることで、フォークのがたつき、ステムのがたつきをなくし、固定させるためのものです。
シートポストクランプもフレームセットを購入していれば大概ついているものです。フレームとシートポストのつなぎ目でシートポストを固定させるためのものです。ないときは、フレームの仕様寸法を確認するか、シートポスト径+3mm程度のシートクランプ内径のものを購入すれば取り付くと思います。カーボンフレームの場合は、少し慎重に調査した方がいいでしょう(合わないものを購入すると、締め付け時にフレームクラック等の恐れもあるためです)。
ケーブルアジャスターは、フレームに取り付いている場合がありますが、ない場合は用意しておくと便利ですくらいのものです。変速調整をケーブルの張り具合で決めるときにアジャスターがあると容易に調整可能です。
ケーブルガイドはBB下についているものです。シフトケーブルを通常のルートで配線?する際に、必ずBBの下を通ります。その際にフレームとケーブルが接触しないようにするためのものです。ほぼほぼフレームと一緒についてますもしくは、不要なフレームとなります。必要だがついていない場合は、メーカー取り寄せか市販品加工代用等となります。
では以上の価格発表です。
*タイヤ、チューブ:ホイールとセットで購入 0円
*ペダル:TIOGA Spyder DAZZ Lite クロスバイク異音対応時の余り流用 0円
*バーテープ:BAZOOKA、黒、サイクルショップ新品購入 864円
*コラムスペーサー:10mm×3、5mm×1 432円
*ヘッドキャップ:FSA製 626円
*シートポストクランプ:BBB製 34.9mm 756円
*他特になし
合計は
2,678円
ということで、ついにトータル金額の発表です。
初心者でも出来る!ロードバイクのバラ完、自作!総額は、
!!! 84,518円 !!!
いかがでしょうか。
フレーム 35564円 :BOMA rs-i
ホイール 12200円 :MAVIC AKSIUM
(タイヤ、チューブ込み)
STI 9750円 :105 5800
クランク 7335円 :105 5800
リアディレーラー 1965円 :105 5800
フロントディレーラー 0円 :105 5800
スプロケット 3036円 :105 5800
ブレーキ 5398円 :105 5800
チェーン 1300円 :SHIMANO CN-HG701
ハンドル、ステム 1620円 :GIANT 無印
サドル、シートポスト 3672円 :Selle Sanmarco Aspide Racing
その他小物 2678円
最安の新品ロードバイクを購入するのとほぼ同額か多少安い、といったところでしょう。
フレームはもう少し安いものもありますし、コンポも頑張れば多少は…、で激安を目指すなら後1万円くらい安く仕上がったかもしれません。
また流用品があるのでこの金額ですが、なかったとすると10万は切れるかなくらいと想定されます。安いと思うか高いと思うかは人それぞれですが、この後は楽しい!?組み立てと参りましょう!(もう組みあがっているので復習となりますが)
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