初心者でも出来た!バラ完、自作!の第3回目となります。以下の通りご紹介しておりますので、興味のあるところへ飛んでいただいても構いません。
- プロローグ編
- 部品選定編① フレームの巻
- 部品選定編② ホイールの巻 ←今回はここ!
- 部品選定編③ サドル、ハンドルの巻
- 部品選定編④ コンポの巻
- 部品選定編⑤ その他と価格発表の巻
- 組立編① 工具の巻
- 組立編② ホイールの巻
- 組立編③ BB、クランクの巻
- 組立編④ サドル、ハンドルの巻
- 組立編⑤ コンポ残りの巻
- 組立編⑥ ブレーキケーブル調整の巻
- 組立編⑦ ディレーラー調整その1
- 組立編⑧ ディレーラー調整その2
- エピローグ編
バラ完、部品選定ホイール編です。
今回カピバラのホイール購入予算発表です。
なんと
10,000円
鉄下駄(重いホイールをちょっと悪く例えた言い方です)オンリーとなるでしょう…。さあどうなることやら。
いきなり本題から逸れるとお思いでしょうが、コンポ(駆動部品の総称です)決まりました?何速運用にしましょうか。
ホイールを選ぶにあたり、11速対応と10速以下対応の2種類あるので、ここでざっくり決める必要があります。
ざっくり決めるポイントは、ずばり予算です。本当?
10速以下のコンポで揃えていく方が部品は安く入手できる傾向です。
ただし、作ったロードバイクでレースに出よう!やっぱり楽に長い時間走れるようになりたいと思うなら11速にしたいところでしょう。あとは見栄かな?
8速くらいだと、楽に走れるの部分で少し疑問符がつくかもしれませんが、10速くらいならさほど問題ないと思います。なにせ7年前くらいはコンポ最高峰DURA ACEが10速だったのですから。ということで、カピバラ的には中古で10速DURA ACE、ULTEGRAコンポを選択するのもありかと思っています。あと10速以下のメリットとして調整が11速より簡単です。11速の変速調整をきちっと決めるのは難儀するかもしれません。
ではさっそくホイール選定してきましょう。
10速まで対応のホイールを入手すると、後で11速化したいと思ったときには、基本ホイールの買い替え前提となります(一応、ホイールを変えずに出来る11速化の手法はありますが)。逆に11速対応のホイールで10速以下の運用は可能です。現在ホイール単品で販売されているようなものならば11速対応がほとんどでしょうが、中古、オークション購入ですと、10速以下対応のものがごろごろしています。11速対応のものより安く入手できるでしょう。
あとここ、重要ポイントです。
ホイールには、シマノ用、カンパ用のどちらかの記載があるかと思います。なければ必ずどちらか確認してください。そしてこちら初心者でも出来た!ではシマノ用一択です。なんのこっちゃと思うかもしれませんね。後輪側のホイールには変速用のギアカセット(スプロケットと一般的に呼ばれています)を取り付ける必要がありますが、こちらをつけるためのフリーボディという部品にカンパ用、シマノ用があります。おのおの形状が違うため、カンパ用のフリーボディにはシマノ用のスプロケットがとりつきません。ちなみにカンパニョーロには有名なZONDAというホイールがありますが、こちらにもシマノ用、カンパ用があります。カンパのホイールだからカンパのスプロケットしかつかないわけではありません。
雑談ですが、逆にシマノのホイールでカンパのスプロケットがつくかというと、こちらは対応していないようです。シマノのホイールを買う=シマノのフリーボディがついてくる=シマノ(もしくはシマノ対応)のスプロケット購入となります。
またまたちなみにスプロケットの取り付け構造として、こちらで説明しているカセットフリーというタイプと、ボスフリーといってスプロケットとフリーボディが一体となったもの(古いホイールで見受けられます)がありますので、カセットフリーを選びましょう。
ホイールには取りつけタイヤの種類があります。クリンチャー(CL)、チューブレス(TL)、チューブラー(TU)、あとは2way(チューブレス、クリンチャー両方使える)から選ぶ必要があります。それぞれメリット、デメリットがあります。簡単に表すと、
乗り心地 TU>TL>CL
メンテナンス性 CL>TL>TU
(すいません。追記ですが、この順位付けはいろんな条件があるので不明としてください。メンテナンスのクリンチャー1番だけは間違いなしということで)
初心者でも出来た!ではクリンチャーのはまるホイールとしてください。メンテナンス性が格段です。価格も安く収まると思います。
あと、ホイールにはリム幅というものがあります。ざっくりいうとホイールのタイヤをはめる部分の横幅ですかね(ざっくり過ぎ?)。15c、17cみたいな記載があると思いますが、これはリム幅15mm、17mmのことで、この幅により取り付けられるタイヤのサイズが変わってきます。
昔のロードバイクのタイヤはほっそ~いのが速くてかっこいいとなってましたが、今は少し太めが速くてかっこいい風潮です。で昔の主流タイヤサイズが700×23cというタイヤ横幅23mmのもの、今は700×25cという横幅25mmが主流です。
ここで前述の17cのホイールが出てきます。17cのホイールには700×23cのタイヤを取り付けは推奨されていません。そして今のホイールの主流は17cです。よって昔ながらのほっそ~いタイヤを取り付けたい方は、15c以下のホイールを探しましょう。
まだまだ続きます。フレーム選定にて決まっていると思いますが、ディスクブレーキかリムブレーキかでホイールが変わります。ディスクブレーキを選択した方はいろいろ考慮することがあり注意が必要です。フレーム選定で記載したエンド幅もそうですが、フレームにホイールを止める方式にクイックリリース式とスルーアスクル式があります。違いは止め方の違い以外にシャフト径(棒の太さ)がスルーアスクルの方がかなり太くなっています。剛性を高める目的もあり、制動力の強いディスクブレーキのホイールに採用されている傾向です。こちら取り付けるフレームもスルーアスクルに対応している必要があります。そして、ホイールもクイック用、スルーアスクル用で違います。最近のディスクブレーキのホイールは、スルーアスクル方式が一般的で、クイックリリース式は、結構選択肢が少ないです。リムブレーキ用であれば、クイックリリース式が一般的です。価格にこだわる初心者でも出来る!では、リムブレーキ採用!(絶対です!)なのでホイールもリムブレーキ用一択です。
ここまで仕様的なところを記載してきましたが、ロードバイクにおけるホイールは性能上とても重要なところと考えられています。他のどの部品を軽くするよりも、ホイールを数百グラム軽くすると走りが一変するようです。基準となるのが、定価で5~8万円くらいのカンパのZONDA、フルクラムのRACING3、シマノのRS500、MAVICのKSYRIUM ELITEあたりなのでしょうか。リッチなロードバイク乗りの入門編ホイールといったところでしょう。これらの商品が予算的に手の出せる範囲なら、飛びついてみましょう。このクラスのホイール重量は1550~1650g程です。リッチな人はさらにランクアップ!この価格が厳しい人はエントリーグレードの重いホイールをチョイスして、自分の脚を鍛えましょう!どこをケチってもホイールはいいものを!という考え方がありますので、よーく考えましょう!
軽さという観点でいうと、ネットオークションを徘徊していると、手組ホイールといって自分でホイールの構成部品を用意して作ったものが売られていて、かなり軽量なものもあります。手組のホイールは作った方の趣味趣向が入っていると思われますので、マッチすれば購入してもよいかもしれません。
最後に材質について少しだけ。大雑把にいうとリムの材質にカーボンとアルミの2種類あり、カーボンは軽量、高価な傾向です。下り坂でブレーキ使いすぎると熱でリムが変形しやすいそうですし、扱いに注意が必要です。初心者は近づかない方がいいでしょう。ちなみにディスクブレーキであれば、リムがカーボンでも関係ありませんので、お勧めです。
いかがだったでしょうか。いいホイール選びの参考にしてみて下さい。
それでは、カピバラの選んだホイールと価格の発表です。
MAVIC ACSIUM Sというモデルの中古を、オークションにて購入しました。
アルミ、クリンチャー、リムブレーキ、15cのナローリム、11速対応、シマノフリーとなっています。MAVICというメーカーは、ホイールにタイヤ、チューブ込みのセット販売をしていて、オークションでもタイヤ、チューブ込みで出品されているものを購入しています。リム面もきれいでほとんど使用されていなそうな美品でした。
それでは価格発表です。
送料、税込み価格は
12,200円
タイヤ、チューブ込みなので安い買い物ですが、この値段なのでやはり鉄下駄扱いのホイールとなりますね。
ちなみに、ここまでのフレーム、ホイール費用合わせて、
47,764円(予算残り22,236円)
もうこの時点で、70,000円での完成は絶望的でした。どれだけオーバーを少なくできるか、注意深く?見ていきましょう。
次はコンポ編といきたいのですが、その前にハンドル、サドル編になると思います。
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