コンポを入れ替えてます(書いてる期間が長くなり入れ替え完成してしまいました)。5800系105から、今さら感漂う6800系アルテグラへの変更(最終的には所々でR8000混じりのmixとなりました)です。
理由はそんなに深いものはありません。
性能面では105で全く不満はありません。
見た目の面で、クランクは変更したいな、とは思っていました。
FC-5800のシルバーを使用しているのですが、先日交換したNEWホイールが基本真っ黒なので、なんとなくマッチしないな~、と感じるようになりました。選択の仕方としては、5800の黒、6800、9000、はたまたR7000、R8000、R9100でと考えましたが、まあ迷いました。果ては10速仕様の6700、7900系も。クランクは10速仕様でも使えなくはない情報があって、こちらも候補に入れての検討となりました。
予算は15,000円程。節約をうたっているので既存の5800クランクはオークションで売る想定!実質10,000円以下で入手できるかな~と甘い考えで、オークションをめちゃめちゃチェックし、2か月近く迷って、やっと購入したのが、6800のクランク。
一つ買ってしまうと次々欲しくなるのは、沼の住人の仲間入りなのでしょうか。結局全部アルテグラで揃えてしまいました。
DURA ACEは別格として、105からアルテグラへの変更を検討する人は多いかと思います。重量や価格、性能、互換性について調べたところと、実際の使用感について書いていきたいと思います。カピバラは旧型から新旧mixの変更としましたので、新型(R7000、R8000)と旧型(5800、6800)の互換性についても一緒に考えていきましょう。
ちなみにこの記事を書いたのは2020年9月でしたが、2022年11月現在、大概の新品価格は高騰しています。特に単価の高めなR8000系のクランクやSTIは以下記載の価格では全く買えない状態です。世知がない世の中ですね。
クランク
- 重量比較
条件は、最近割と一般的な?コンパクトクランク 50-34Tとしてみましょう
ざっくりだと、R8000<6800<R7000<5800 となります。
細かく書くと、674g、681g、714g、757g (重量比較で記載している重量はカタログ値となります。ソース違いで間違いがあったらすいません)となります。
- 価格
旧型を新品で入手するのは難しくなってきました。
ここの価格で記載するのは、比較的良品な旧型中古の平均的な価格と、新型新品の現在購入可能なネット通販価格で比較してみます。
ざっくりだと、5800<6800≦R7000<R8000 となります。
細かく書くと、10,000円以下、13,000~15,000円、20,000円以上 な費用感でしょうか。
- 性能
105系とアルテグラ系では、クランク軽量化の為の構造が違い、105系のクランク裏側は、チェーンリングが軽量化の為に肉抜きされているのが特徴的で、アルテグラ系だとチェーンリングが中空となっていて見た目すっきりなのが特徴です。アルテグラ系の方が、クランクの剛性が高いというのが、性能上利点となります。
- 互換性
旧型と新型のクランクではインナーとアウターの間隔が違います。クランクだけを旧→新型への変更は不可となります。新型のクランクに変更する場合、フロントディレーラーも合わせて新型に変更する必要があります。ただしFD-5801を使用している場合は、新型と互換があるためそのまま使用可となります。
- 使用感
5800と6800の使用感比較となります。5800は50-34Tで、6800は52-36Tでの使用となりますが、ギア比が上がっても軽量になっている分、走りの軽快感を感じました。おそらく50g強の軽量化なのですが、変える効果はあると思います。
フロントディレーラー込みでのフロント変速については、世間的には105とアルテグラで違いが出るといわれていますが、さほど感じられませんでした(旧型同士の比較では)。カピバラは、レースに出たり、がんがんトルクをかけて走ったり、無理な変速をしないので、違いに差が出ないのかもしれません。
あと大きいのは見た目ですかね!アルテグラの存在感がクランクは大きく、目立ちますよね。
個人的には、多少の性能差と大きい見た目、新品、中古、価格で、どれをチョイスするか決めるのがよいかと思います。
フロントディレーラー
- 重量比較
直付けタイプのもので比較してみましょう。
ざっくりだと、6800=5800<R8000<R7000 の順となります。
詳しく書くと、6800、5800は89g、R8000は92g、R7000は95gとなります。
- 価格
もともとの価格が、他の部品と比べると比較的安価な為、順番は状態次第です。
5800、6800の中古は2~3,000円、R7000は4,000円、R8000は5,000円くらいの費用感でしょうか。
- 性能
こちらは新型と旧型での性能差が、おそらく一番出やすい部品なのではないでしょうか。
フロント変速での引きの軽さと、調整のしやすさは、是非体感してみてはいかがでしょうか。
フロントディレーラー単品としてみた場合に、アルテグラと105の比較という点では、性能差をあまり感じません。
- 互換性
クランクのところで記載していますが、新型であれば、旧型のパーツと互換性がありますが、5800、6800のFDでは、新型のクランクとの互換性がありません。これから購入するなら、価格差が少ないので新型をお勧めします。
- 使用感
実はカピバラは5800→6800→R8000の順で変更しました。結果も踏まえて思うところは、5800から6800の変更、R7000からR8000の変更による違いは感じられないと思います。見栄えもよーく見ないとわかりません。新型は引きが軽くなると言われていますが、旧型できちんと調整出来ていれば、新旧の違いも実際はそれほど感じないかもしれません。ただし新型の方が調整方法が簡単で明確です。あとディレーラーにケーブルテンション調整機構があるので、アウターワイヤーにアジャスターを用意する必要がなくなります。きちんとした調整がしやすい分、軽さを実感しやすいのかもしれません。かなりのお勧めポイントとなります。
リアディレーラー
- 重量比較
こちらはショートケージ、SSで比較してみましょう。
ざっくりですと、6800<R8000<R7000<5800 の順ですね。
細かく見ると、195g、200g、225g、234g となります。
- 価格
こちらも従来通りの順番でしょう。
5800は3,000円、6800とR7000は4~5,000円、R8000は8,000円くらいでしょうか。
- 性能
新型は形状変更により、より大きい歯数のスプロケットまで対応できるようになったことと、ディレーラー自体の出っ張りが少なくなり、落車等によるダメージリスクが減ったことが特徴でしょう。
変速性能もよくなっているのでしょうが、格段の違いはないようです。
- 互換性
リアディレーラーに関しては、特に制約なしと思われます。
ただし新型と旧型で、SS、GSのスプロケットの歯数制限が違いますので、選択に注意が必要です。
- 使用感
こちらも5800から6800への変更での違いは、あまり感じられませんでした。STI込みで見ると若干引きが軽くなったかな、くらいの印象でした。見た目はロゴが多少目立つので、見栄での変更はありでしょう。軽量化もしてますが、体感は出来ません。あとはまた見た目の話ですが、アルテグラのグレーはなかなか渋くていい感じです。105系はブラックと薄いグレーの2種類が選べますが、グレードによる性能差を感じにくいので、もうぶっちゃけ色の好みでどのグレードにするか選んでいいんじゃない?といった感じのリアディレーラー感です。
新旧で見ると、見た目の違いによる好み(カピバラは旧型が好き)、使いたいスプロケットの歯数で選択してよいと思います。新しい方がいいはず、の考えもありますが、見た目で敢えて旧型を選ぶのもありです。
STI
- 重量比較
6800<R8000<R7000<5800の順です。
ほとんどこの順番ですね。
実際は、各々
425g、438g、486g、500gとなります。
- 価格
またまた難しいところですね。
5800<6800≦R7000<R8000 といったところでしょうか。
R7000の新品実売価格は15~18,000円くらい?
6800の中古は状態次第でR7000と前後する感じかと思います。
5800は10,000円前後、R8000は25,000円~といったところでしょう。
- 性能
違いはあまり大きくないようですが、いくつかあります。
しかし単純に105とアルテグラ比較での性能的な違いは、大半の人にはあまり感じられないレベルかと思います。
新型と旧型という違いだと、新型の方がシフトのクリック移動量が少なく変速できる、ブラケットの大きさやブラケットフードが変わった等、多少はありますが、劇的な変速性能の向上といったことはないようです。
- 互換性
STI自体は新旧、グレードどれも互換性ありです。
- 使用感
今回の5800→6800の変更では、あまり性能上の違いは感じられませんでした。目をつぶって操作したらわからないかもしれません。
見た目的には、アルテグラはブレーキレバーに大きく
”ULTEGRA”
と表示されているのが目立って、所有欲を掻き立てるのが大きなポイントでしょう。
ちなみに105も新型のR7000ではレバーに
”105”
と表示するようになりましたね。
あとは若干の軽量になっていますが、こちらもわからないと思います。
ブレーキ
- 重量比較
またまた順当に、6800<R8000<R7000<5800の順です。
具体的には、335g、360g、379g、388gとなります。
- 価格
5800<6800≦R7000<R8000の順かと思います。
5,000円、7000~8000円、10000円といったところでしょうか。
- 性能
旧→新、105→アルテグラ共に剛性アップによるブレーキの安定性向上が図られてます。
- 互換性
特に全部互換性ありとなります。
- 使用感
5800から6800への変更としました。
少ない力でブレーキングが可能になったように思います。高速巡行時、下り坂でのブレーキングで安定感が感じられました。105でもそんなに不満はなかったですが費用対効果はあると思います。
なんかとても浅いレビューですが、価格差ちょっとありますが頑張ってアルテグラを選ぶといいでしょう。
スプロケット
- 重量比較
6800=R8000<R7000=5800となります。
11-28Tで、それぞれ251g、284gです。
- 価格
5800<6800≦R7000<R8000でしょうか。
3000円、4~5000円、7000円といったところでしょう。
- 性能
グレードの違いは、重さのみと考えていただいていいかと思います。もちろんそれぞれのグレードで歯数構成が違うのはありますが、歯数が同じ組み合わせ、として考えた場合は、グレードアップ≒軽量化となります。
- 互換性
新型、旧型のくくりでの制限はありません。歯数構成が新型、旧型で違いがあるのでリアディレーラーとの組み合わせに注意が必要です。
- 使用感
5800からR8000へ変更しました。
変速性能アップはありましたが、グレードアップより中古品から新品への交換のおかげかと思います。新品→新品での交換をしたらきっとわからないでしょう。
以上交換した結果の、見た目は以下の通り。
まあ、クランク以外は目立ちませんね。
それでは、恒例?のいくらかかったかを公開しましょう。
クランク 13000円
フロントディレーラー 2500円
リアディレーラー 4000円
STI&ブレーキセット 25000円
スプロケット 6500円
トータルで51,000円です!結構かかってますね。
ちなみに使っていた105コンポは全て売却しました。
売却価格は28000円!
実質23,000円でグレードアップ!?
と自分に言い訳をして今回の投稿終了とします。
皆さんもグレードアップしてみましょう!?
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