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いまさら?チューブラータイヤ コンチネンタルコンペティション(TDF LTD)のレビュー

パーツ

前回の投稿で、チューブラータイヤの交換方法について書きましたが、せっかくなので交換したチューブラータイヤについてのレビューも書いておきます。

とりあえず前置きから。

チューブラータイヤの選択方法について考えてみましょう。一応こちらでは、トレーニング目的用に特化したものではなく、普段~レースで使えるであろうものについて考えています。

数十種類くらいタイヤの種類があると思いますが、選択肢を絞っていく中での考え方は、

*メーカーで絞る
*インナーチューブの種類で選ぶ
*金額で選ぶ
*タイヤサイズ、重量で選ぶ

大雑把だとこんなところでしょうか。
少し詳しく見ていきましょう。

*メーカーで選ぶ
 については、特定のお気に入りメーカーがあれば、かなり選択肢が絞られます。まあメーカーで選ぶ場合は、大体買うものが決まってる場合が多いでしょう。

*インナーチューブの種類で選ぶ
 については、ブチルとラテックスチューブ使用のタイヤがありますが、チューブラータイヤといえば、基本ラテックスチューブとなります。

ラテックスチューブ使用の主なメーカーは、
Veloflex、pirelli、Vittoria(corsa)、Schwalbe、Hutchinson、Michelin…

ブチルチューブを使いたい場合は、かなり絞られてきて、
 ・Continental
 ・Vittoria (Rubino Pro)
 ・Panaracer(R-Air)
他はさほど種類がないと思います。

*価格で選ぶ
基本的に高いです。安くても2本で10,000円弱くらいから30,000円位といったところでしょうか。10,000円未満がエントリーグレード、15,000円くらいまでが中くらいのグレード、15,000円以上からハイエンドのグレードくらいが目安でしょうか。

*タイヤサイズ、重量で選ぶ
22~25cくらいのものは大概の種類であるかと思いますが、細い19cや太目の28c等の好みがあると、選択肢はかなり絞られます。
重量で選ぶということになると、とにかく軽量化、といった観点になるかと思いますが、探すと200g以下のタイヤもありますが、パンクリスクの高い少し使いにくいタイヤになりますし、そんなに選択肢多くありません。

こんなところでしょうか。

で、今回チョイスしたのは、コンチネンタル コンペティションのTDF LTDというタイヤ。コンチネンタル コンペティションというモデルの限定品という扱いのものです。

なぜこれにしたか、については

今使っているコンチネンタル スプリンターより走行性能が高そうなタイヤで、太さが23c~25c、価格は2本で15,000円前後、耐パンク性能が高そう、後は見た目の好み

という希望から、

選択肢は

①コンチネンタル コンペティション
②ヴェロフレックス カーボン
③ヴェロフレックス アーレンベルク

の3つにおおよそ絞りましたが、どれも普通に購入すると2本20,000円では足らないです。ということで、なかなか勇気が出ずに、出物を探すこと約3か月ほど、3種類でかなり迷いましたがコンペティションの限定ものが ぎりぎり希望額くらいで購入できそうなので、ポッチってしまいました。

基本的なところはコンペティションと変わらず、ブチルチューブで、コンチネンタルのレース寄りのハイエンドチューブラータイヤという位置づけ、限定モデルのTDF LTDというものは、3,640本限定、TPIが180→200、30gくらい軽量、25cしかないというのが主な違いでしょうか。

それでは、使用していたコンチネンタル スプリンター 25cと比較できるところはしながらのレビューをしていきます。

まずは重量測定。カタログ値は250gとなっております。

1本目

239g!優秀ですね~

2本目

245g!両方ともにカタログ値以下でした。

ちなみにスプリンターは、正確なタイヤ測定はしませんでしたが、カタログ値295gに対して、推定重量310g程であったため、両輪で130g程の軽量化となります。チューブ込みで250g以下、と考えるとかなり軽量な部類かと思います。足回りの軽量化は走行に与える影響が大きいようですので、期待大です。

タイヤをはめた感じですが、硬いは硬いですが、無理~!と悲鳴を上げるほどではありませんが、スプリンターよりは頑張らないとダメでした。コンペティションの22cとかだとかなり厳しいらしいのですが、25cは改善されてきてるかも、という話も聞くので、あながち苦労しなかったのも勘違いではないのかもしれません。

取り付けた後に結構驚いたのが、横幅。同じ25cなのにスプリンターより結構細くなった印象です。実際に測ったところ、

となりました。100均ノギスのため等々わかりにくく、目盛りも1mm単位ですが、25mm弱、24.8か9mmくらいでしょうか。スプリンターは+1mm以上、26mm強はあったかもしれませんというくらい太かったです。

見た目(トレッド面)の違いはスプリンターはオーソドックスなスリックタイヤでしたが、コンペティションはやすり目?状になっています。このあたりは好みにもよるかと思いますが、個人的にはグリップ力が上がりそうで好印象です。

これはコンペティションのトレッド面です

あとは空気の減り具合。スプリンターもコンペティションもブチルチューブ使用のため、空気の減りは遅いのですが、比較するとコンペティションの方が、減りが早い気が…。スプリンターの時より、最近の傾向で空気圧を下げて運用しているせいかもしれませんが。7.2~3bar入れて、3日程で6.0barかもう少し下がるくらいでしょうか。毎日は入れなくてもいいけど、1日おきに入れておけばまあ安心といった感触です。

乗った感じです。乗り心地については、すごく良くなったとまではいきませんが、気持ち?良くなったかな?といった感じです。それよりも軽くなったこと、トレッド面の違い、等々あるのでしょうが、性能面で格段にいいです。へぼ足でもグイグイ進んでくれます。つい踏みたくなる衝動に駆られます(すぐ疲れますが)。これは価値ありです。

耐久性については、まだ2~300kmくらいしか乗っていないのでわかりませんが、結構トレッド面の減りが早いとの話を聞くので、ブレーキング、停止の時にかなり気を使って乗るようにしています。ロックさせたりが続くと、トレッド面のやすり目が結構なくなるようです。

スプリンターとコンペティションだと、お値段が倍近く違うので、ちょっと?だいぶ?躊躇するところですが、費用対効果はあると思います。練習用と本番用の使い分けをする方はそれもいいですし、普段使いだけの使用でも、満足感は味わえるかと思います。ちなみに今回導入したコンペティションTDF LTDは、2019年に限定販売しているものですが、まだ新品入手は可能なようです。こちらも是非試していただければと思います。

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