チューブレスタイヤ全盛の時代のようですが、時代の流れに逆らって?一番扱いづらいと言われる?カーボンチューブラーホイールを購入して、まあ導入するまでのことを前回まで書きましたが、実際にどうなの?ということを書いていこうと思います。
といっても、カンパ、MAVIC、フルクラム、シマノ、ZIPP、DT SWISS、etcといった有名メーカーのものは、大体20万円からといった商品になるかと思いますが、今回購入したのは?その1/10近い価格で購入した、ノーブランドの台湾製ホイールとなります。
見た目はロゴなしの真っ黒リム、リム高38mmのセミディープリムのものとなります。
リムのスペックがよくわからなかったので、リム重量をちょっと考察してみました。ホイール重量が仕様としては前570g、後ろ780gとのこと。前輪で計算してみましょう。
ハブはNOVATECのA291SB-SLという結構軽量なもので、重さは60g。スポークは1本6.5g×20本、ニップル1g×20個とすると合計210g。ということでリム重量は360g程。
アルミリムと比べると本当?というくらい軽いですね。後輪でも確かめてみましょう。ハブは227g、スポークは6.5g×24本、ニップル1g×24個で合計は427g。ということでリム重量は353gなので、ほぼほぼ合ってる計算でしょう。
計算して思うに、軽いリムで軽量化の可能なチューブラータイヤなのに、重いタイヤを購入してしまって間抜けだなと。まあ次タイヤ交換の時にまた考えます。
全部組み上げたホイール重量は、タイヤ、クイック、スプロケ全部含んで、前輪が980g、後輪が1.41kgとなりました。
使用していたMAVIC AKSIUMが同条件で、前輪1.19kg、後輪1.61kgだったのでトータルで410g程減となりました。本当はホイール単体では、500g近く減っているのに、なぜでしょう?
タイヤとリムテープ重量が意外と重いのかな?と思われます。
でこんなホイールに乗った実際の感想ですが、漕ぎだしは軽くなりました。ホイールを軽くするとギア一枚分変わるとよく言われますが、確かにそんな感じです。ただそこまで感動するような軽さは感じませんでした。それよりも感動したのは、多分タイヤに起因しているのかとも思いますが、乗り心地がいい!!!
なめらか?やわらか?なんと表現したらいいのでしょう。今まで状態の悪いアスファルトを走ると感じた突き上げやゴツゴツ感、上下動がものすごく軽減されます。クリンチャーの時と同じ空気圧でも、衝撃吸収性が高い感じです。やわらかい?のに剛性感がある感じで、漕げばしっかり力が加わる感じです。ロングライドの疲労感も大分変わりそうです。比較が鉄下駄アルミクリンチャーとしかできないのが残念ですが、結構別の乗り物?となった感があります。べた褒めでいいです!
平均速度は1~2km/hくらいの効果かなと思います。レーサーではないので、速度へのこだわりはありませんが、速く走れるようになるのは嬉しいものです。
音はいろいろします。NOVATECハブのフリーのせいですが、空回し時に結構な音がします。あとブレーキ音が独特で、キュー、シュルシュルといった音がします。調整の問題かとも思いましたが、道を走るロードバイクも同じ音をしていたので、カーボンリム独特の音なのでしょう。
ブレーキもよく効きます。安いカーボン用シューを使用していますが、特にアルミリムと変わらないです。雨と長い下り坂には注意が必要なようですが、まだどちらも経験はありません。全速力から通常にストップするためのブレーキでは、リムに熱を持つようなことはありませんでした。
まあ乗っていただきたい!お試しでノーブランドの格安ホイールに乗るか、失敗なしで大枚をはたいてみるかはそれぞれでしょうが、是非試すべきでしょう!
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