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GPSサイクルコンピューター LEZYNE MEGA Cのレビュー

パーツ

マップナビ可能なGPSサイクルコンピューター LEZYNEのMEGA C のレビュー、思うところを書いていきます。
ガーミンはちょっと高いな~、ガーミン以外を検討しようかなと思っている方には、比較的お勧めできるのではないかと思いますので、参考にして下さい。

いきなりですが、おおよそ2年くらい使用しましたが、点数をつけるとしたら

80点

といったところかと思います。まだまだ現役使用中です。

特徴的なところをあげていくと、

いいところ
・なによりバッテリー持ちがいい、たぶんここが一番!
・夜間の視認性がいい
・費用対効果が高い
・画面のカラー表示
・GPS精度
・単品での動作が安定してる(ハングアップ、画面固まり、動作不良はない)
・丈夫

ぼちぼちなところ
・GPS補足スピードは普通
・ボタンによる操作と操作性は普通
・使い始めるまでの設定がちょっと面倒(でもこんなもの?)
・日中の視認性は普通
・オプションとの接続がいまいちかも
 (ant+、Bluetooth共にいまいちだったが、バージョンアップで改善された気がするのでぼちぼち)
・スマホとの接続がうまくいかないことが結構多い
 (バージョンアップで多少改善された気がするのでぼちぼち)

悪いところ
・マップ表示が見やすくない
・オフラインナビでルート外すとうっとおしい

大雑把にいうとこんな所でしょうか。

レビューの前に、仕様、スペックから書いてみましょうか。

LEZYNE MEGA C
本体大きさ:50×78×27mm
重量:76g
液晶大きさ:2.2インチ
バッテリー時間:32時間
衛星測位システム:GPS、GLONASS
GPS間隔:1秒
通信モード:Bluetooth、ANT+
内蔵センサ:気圧計、加速度センサ
防水機能:IPX7
本体カラー:基本ブラック、限定色でピンク、イエロー等あり

サイズは小さめ、比較的軽量、バッテリー持ちは素晴らしい、その他はぼちぼちといったところが特徴ではないでしょうか。

では、使い方を紹介します。

たぶんスマホアプリとサイコンを連携させておくとアプリで簡単にサイコンの表示設定が出来るので、最初にアプリを入れてから行っていきましょう。

スマホ側はLezyne ally V2なるアプリをインストールしておきます。

サイコンは、タッチパネルではなくボタンが左右2つづつ計4つあり、そのうちの左上を長押しすると電源入ります。すぐ起動します。時間はあっという間です。

このままでも走り始めれば、走行ログ取得可能ですが、走る前にサイコンの画面表示設定をしてみましょう。

大概の設定はスマホアプリ側で可能なので、サイコンとスマホのペアリングをして、スマホ側で操作すると楽だと思います。

ペアリングはサイコン側で、右上ボタン長押しでメインメニュー画面、この後は右上下ボタンでメニューをスクロールしていきスマートフォンのところで、左下ボタン押すと、ペアリング画面となりますのでOS選択し、スマホ側アプリでデバイス→更新を実行するとペアリング実行みたいな要領です。スマホ側アプリは以下のような画面となっています。

ペアリングが済んだら後はスマホ側アプリでの操作です。

画面表示に関わる所は、アプリのGPS設定で変更可能です。多分実際見てもらえば、迷うようなことはあまりないと思います。

表示される画面の自動スクロールもしくは、左下ボタンで行う手動スクロールを選べたりしますが、自動スクロールはあまりお勧めしません(多分不必要と思われるページが表示されていてうっとおしいです)。

後は、一画面に時間や走行距離、速度、ケイデンス、心拍数その他多数の中から1ページにつき2~8項目まで、1~5ページまで表示変更が可能です。手動スクロールがお勧めなので、あまりページ数は多くせず、一画面で必要な情報を表示させる方がいいと思います。

手動スクロールだと、ボタン操作で画面切り替えを実施しますが、ボタン操作について軽い記載します。しにくくはないのですが、元々本体があまり大きくないので、ボタンも上下の間隔が広くないですし、出っ張りも少ないので、冬場に厚手のグローブをしているとやはり反応が悪いです。素手、薄手のグローブで操作する分には、まあ普通です。ボタンの位置関係はいいかと言われると、こちらもまあ普通、使うと慣れるかなといった配置かと思います。

それ以外はマップ表示とナビが表示されます。マップ表示はあらかじめマップデータをサイコンにダウンロード、入れておかないと表示されません。マップデータは容量の問題からか地域により1つのマップデータに収まる面積に違いがあります。スタート地点とゴール地点がイコールなら一日走って範囲外になることはないと思います。マップデータはアプリのナビゲーションを選んで、選んだ先の画面右上設定ボタンにオフラインマップがあるので選ぶと、好きな地域のマップをダウンロード可能です。

一旦これくらい設定しておけば、基本動作としては使えると思います。

では自転車に、さあ取り付けましょうというときには、取り付け方法は、純正マウントがおおよそ3種類入手可能となっています。

*購入した時の同梱品として入っている、マウントをハンドルにゴムバンドで固定するもの

*ハンドルバーマウント(多分正式名称はFORWARD MOUNT もしくはFRONT BAR MOUNT 別購入品 2,000円強)

*ステムに固定するDirect X-Lockマウント(別購入品 5,000円弱)

なんかよくわからないまま、全種類手元にそろってしまいましたが、はっきりいって、Direct X-Lockマウントがお勧めです。見栄えもよくマウントもサイコンもがっちり固定されて安定感ぴか一です。

DSC_0228

他社レックマウントでも同様のつけ方が出来ますし、選択肢としてはありますが、価格的に考えても売り切れてなければ純正品がいいと思います。

まあ、何らか方法で自転車にマウントし終えました、で電源起動すると、すぐにGPS捕捉に入ります。大体1~2分程度で受信完了し、計測可能状態となります。ちなみにガーミンのランニング用の時計だと30秒位で受信完了するので、比較すると若干遅いですが全くの許容範囲内です。

実際に走行中の表示ですが、日の高い時は表示が見にくいというほどではないですが、見やすいとまではいきません。1ページ4項目以下くらいの表示の大きさならまあ見えますが、表示項目を増やすと見にくくなるかもしれません。

夜間バックライトON時は、とても見やすいので、メインで走るのが昼か夜かによって画面を色々変えてみてもいいのではないでしょうか。

GPS精度はガーミンとレザイン比較だと、所感では差はないと思います。細かく分析するとガーミンはみちびき対応している分、精度が高いのかと思いますが、結果トータルの走行距離や詳細マップでみるとどちらかと数十m違うみたいなのはありますが、どちらが長い短いの傾向はなくて、さほど違いなしという結果かなと思います。あとGPSで速度測定しているので、トンネルに入った時に0km/h表示となって走行距離も増えなくなりますが、トンネル出ると速度も元に戻り距離も走った分加算されて表示されます。GPSロスト時もある程度きちんと計測したいならスピードセンサーを導入しましょう。

オプション品についてですが、ケイデンスを測定したくてクランクに固定するタイプの安いセンサーを購入、しばらく使用していました。ただし、Bluetoothだとうまく認識できず、ANT+接続しましたが、たまに回転数0になり、0になるとサイコンのON/OFFしないと復旧しないといった事象が結構多発してました。多分接続切れたらリセットしないと再接続しない感じなのでしょう。センサー側、サイコン側どちらが悪いか不明なのですが、運次第的なのもストレスですし、ストレスになるものをつけておくのも無駄なので、センサーは取り外しています。純正のようなちゃんとしたものならうまく使えるかもしれませんが、他の方のレビューでも似た事象が散見されるので、オプション接続はいまいちなのかもしれません。というのが感想だったのですが、この記事を書くにあたり、再挑戦しました。数回乗りましたが、何故か不具合解消、現象発生してません。サイコンのバグ修正やアップデートが行われた関係で、改善されたのかもしれません。

走行中のボタン操作としては、バックライトのON/OFFが左下の長押し、地図の拡大縮小は地図画面表示中に左下の長押し、走行記録の停止が右下の長押し、走行スタートとラップ切り替えが右下短押し、メニュー画面は右上長押し、スクロールは上左右の短押し、エンターボタンが左下短押し、戻るボタンが左上短押しと、ちょっと鈍ったカピバラの頭には複雑?になっていますが、使っていくと慣れる範疇でしょう。

地図表示は以下のような感じです。

東京都内新宿区のとある場所の表示となります。一番上が広域表示、下に行くほど拡大となります。確か一番上が横画面一杯で1.1km、二番目が0.5km、一番下は135mだったと思います。赤い横線の道が国道となっているのですが、どの画面表示で見ても名称はもちろんですが、目印さえありません。地図という機能としては、全く使えません。

ナビについてです。ナビについては、まあ目印がなくても、次何十メートルで右曲がるみたいなものがわかれば基本目的地にいけますので、地図機能がしょぼくても一応問題ありません。自分で作ったルート、また自動検索されたルートに従って進む分には、きちんとナビしてくれるので十分に使えると思います。

ただ、初めて行くところに試しでルート作っていざ走りだし、この道は走るのきついなとなった時にルート外を走り始めると、元の外れた地点に戻そうとする動きとなり途端に鬱陶しくなります。あと道に迷った時に、道が線だけの表示、目印となるものが基本ないため、おそらく右往左往します。カラー表示で川や主要道路は色がついて表示されるので、ある程度土地勘のある所ならなんとなく場所の推測が出来るかもしれませんが、知らないところではあまり役に立ちません。

詳細な地図や車載のナビのようなものを望んではいけません。カピバラは自転車乗るときスマホはほとんど持ちませんが、知らないところに行くときは、念のためスマホ持っていざという時に備える、といった感じにしています。

ナビはスマホアプリからルートの自動作成も可能ですし、自分で作ったGPX形式のルートマップをサイコンにダウンロードして、ナビゲーションさせることも可能です。アプリでは目的地検索すると、そこまでのルートを自動作成してくれて候補選択、保存、ロードすると、早速ナビ開始の準備完了状態となります。オートリルートはおそらくスマホと接続した状態でないとしてくれないようですが、ナビ自体はオフラインでも行ってくれます。

スマホなし、オフラインで走っていてルートから外れると、走行ルート上のどこかにたどり着くまで、基本 ”引き返す”の表示となり、外れたきっかけの元の場所に戻そうと必死で誘導してきます。せっかくだからちょっと考えてくれるといいんですけど、そこまで求めてはいけないのでしょう。

基本的な使い方はざっとこんな感じでしょうか。

走行ログは、スマホ、PC両方で確認できます。
どちらも同じような内容ですが、PCの方が詳しく確認できます。

下がPCの画面の全体像です。

拡大してみると、

トータルのデータと地図や

標高、スピード、気温、その他オプション接続時の測定結果(ケイデンスや心拍数等)が確認できます。

確認できる内容は、他のメーカーと変わらないのではと思います。

一番の特徴であるバッテリー持ちについてが一番最後になってしまいましたが、これはもう持ちます。そんなに長時間ライドをしないので、連続運用にてどの程度持つかわかりませんが、バックライト常時オンで、週に6~7時間くらいは平均で走っていますが、それこそひと月に一回くらいしか充電はしていません。ずぼらな人、長く使い続けたい節約家のあなた?にピッタリではないでしょうか。

いかがだったでしょうか。興味湧いてきました?

カラーでなくてもいいなら、さらに長時間バッテリーで大画面のMEGA XLも候補に入れてみてはいかがでしょうか。

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