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シートポストをアルミからカーボン製に交換した結果

パーツ

割と久々にロードバイク用のパーツを交換しました。といっても計画的でも切羽詰まったわけでもなく、全く思いつきで行った小規模交換です。

で何を?

ですが、シートポストの交換となります。今どきのフレームは専用のシートポストとなっていて交換の自由度が低い場合が多いですが、普通の汎用品が使えるフレームでの交換検討なので、選択肢としていろんなメーカーや仕様から選べる交換パーツとなります。

今までは、Deda RSX02というシートポストを使用していました。某サイクルショップの在庫処分で3,000円程で購入しました。定価ベースでも倍にはならない、高くも安くもない価格帯のアルミ製シートポストでカタログ重量は285g、31.6mm径、セットバック20mm程という仕様の、個人的にはいいお買い物かと思って使っていました。今はもう入手が難しそうで、Deda Zero2がほぼ同スペックとなりますでしょうか。

そんなシートポストですが、かれこれ3年くらい使用しており、ふと気づくとサドル固定ねじの錆を発見。いつの間にか、ねじ頭もねじ山、溝も錆まみれになっていました。

きちんと分解清掃すればまだまだ使用できますが、なんとなくでシートポストを物色したら、これは!、と思うものを見つけてしまい、数時間迷ってぽちっとネット購入してしまいました。

それがこちら、

フレームと同じメーカーのシートポストとなります。そしてなんと 

カーボン!

のシートポストとなります。

フレーム以外でカーボンパーツに手を出すことになるとは…、実は全くの想定外でした。自転車でカーボンが使用されているところというと、フレーム以外だと、シートポスト、サドル、ハンドル、ステム、ボトルケージくらいが思い当たりますが、フレーム以外の箇所をカーボンにするのは費用対効果は著しく高いとは思えず、完全な趣向か、究極の軽量化を目指すか、レース仕様か単なる見栄かでないとそんなに検討しないのではと、今までカーボンパーツについてほとんど考えたことがありませんでした。

カピバラのようなケチケチ貧乏人は基本的には手を出さない領域ですが、今回カーボンにしては破格!?の5千円台で新品が売っていたので、つい衝動買い、やってしまいました。鉄の棒に5千円、金銭感覚おかしくなってきましたかね?

出来心ではありますがせっかく購入してしまったので、仕様や交換について、カーボンとアルミの比較等つらつらと書いていきたいと思います。

シートポストの仕様といってもそんなに書くことはありません。シートポストの長さは350mmと以前購入したものと同じ長さとしました。もともとシートポストの突き出しを比較的多くする必要があり、300mmくらいだと長さ不足となる可能性が高いので、350mmを選択しました。世の中的な選択肢としては250~400mmくらいのものが50mm間隔で販売されている感じで、350mmが一番品数が豊富な印象です。

ポスト径(直径)については、フレーム仕様で選択する必要がありますが、31.6mmの購入となります。31.6mmと他に27.2mmが一般的なサイズなのでしょうか。

オフセットは10~15mmとのカタログ仕様。実測が難しいので実際はよくわかりません。もともと使用していたDedaのシートポストは20か21mmとの仕様なので、若干前乗りポジションになるかもといったところでしょうか。オフセットは、0~30mmくらいが一般的で商品によりまちまちですが、サドルとハンドルの距離感が変わってくるので、シートポスト検討の際は気にしておいた方がいいと思います。

カタログ重量は205gとのこと。シートポストの長さに余裕があればカットすることでより軽量化できますが、その予定は全くありません。もともとのシートポストは285gだったので、80gの減量です。カーボンシートポストは大体200g前後の重量なので平均的な重量、もともと使用していたDedaもアルミとしては普通といった重量感でしょうか。カーボンに変更すると100g前後の軽量化が可能、と思っておくとさほど間違いはないかと思います。

一応家にある秤で重さを量ったところ

若干仕様より軽いですね。優秀です。

材質はカーボンということだけで、材質、強度等はわかりません。ヤグラ部分はアルミとのこと。大概のカーボンシートポストはヤグラ部分はアルミのようです。

後はサドルの固定が2本ねじで上側と下側からで締め付けて固定するタイプとなります。

ピンぼけですいません。写真の赤丸部のねじでサドルの固定と角度調整を実施することとなります。サドルの固定、角度調整については、1本ねじ式と2本ねじ式のシートポストがありますが、最近は1本ねじ式の方が簡単でいいんじゃないかという気がしています。カピバラの使用しているサドルは、中央部分に穴が開いているので2本ねじでも六角レンチで調整出来ますが、中央穴無しサドルだと、上の写真の右側ねじの六角ねじでの調整が困難です。構造上は手で調整可能になっているはずですが、ねじが錆びてきたり固着すると手では回せずお手上げとなります。シマノPROのシートポストなどは1本ねじですが、非常に調整しやすいです。

一本ねじ固定のシマノPROです

固定力も全く問題ないので、1本ねじ、で選択候補を決めるのもいいと思います。

仕様としてはこんな感じでしょうか。他には特に記載する項目はない気がします。

では取り付けてみましょうか。

こちらもさほど記載するようなことや難しいことはない気がしますが、シートポストを抜く前に現状の写真撮影と新しいシートポストの差し込む長さの試算をしました。写真撮影はサドルの角度をなるべく合わせられるように念のため撮っておきました。前後位置はシートポストのオフセット値が変わるので、写真撮影だけだと参考にならないかもしれません。フレームとサドルの位置関係が把握できるようにメジャーで距離を測っておくといいかと思います。シートポストのフレームへ差し込む長さは、ヤグラの位置を新旧で合わせて、どこまで差し込むかを事前に把握しておきます。

シートポストの取り外しは引き抜くだけですが、固着していて取れないとかあるかもしれません。なるべく横方向に力をかけずまっすぐ引き抜くよう気を付けます。カーボンフレームの方は頑張りましょう。

取り付ける時も、簡単にスポっと入ることはあまりないと思いますので、力を加減しながら差し込んでください。差し込んだらここからが本番です。カーボンシートポストはトルク管理が重要です。所定の位置まで差し込んで固定しようとシートポストクランプのねじを締めていきますが、締め付けすぎるとカーボンを破損させてしまいます。たまに破損させているフレームやシートポストをオークションで見かけます。気をつけましょう。今回購入したものは、max 5N・mとの記載がありましたが、3N・m強で結構しっかり目で固定されているので、それ以上は締めていません。ちなみに、フレーム、シートポスト両方に締め付けトルクの最大値規定があるはずなので、どちらも超えない範囲とする必要があります。

ちなみにこちらのシートポスト、写真のようにフレームの中に挿入されて隠れるであろう場所が、ザラザラになっていて固定力がアップされています。締めすぎずに固定が可能なように配慮された作りとなっています。

80(mm)のところで上下表面の感じが変わっているのが見てもわかると思います。

あとはサドルですね。サドルの取り付け、知恵の輪のようにヤグラにすっぽり収まる時もあるのですが、結局は一旦固定ねじの片方を完全に外してあげるのが、レールを傷つけずに取り付けられるのかなと思います。サドルの前後位置と傾きはお好みですね。なんとなく色々試しましたが、ほぼ水平が通常使いにはいいですね。登り坂が多かったり、楽にみたいなのがあれば少し前傾させてもいいかもしれません。

取り付けたら最初のうちはお尻に気を使いながら乗ることとします。あまり全体重をガツンとかけるとズボっとサドルが下に下がる可能性もあり危険なためです。

取り付け後です。見た目は特に変わらないですね。

車体重量を測ったらいつの間にか7.11kgと過去最軽量となっていました。

肝心の乗り心地についてです。

シートポストをカーボンに変えると衝撃吸収性があがり、乗り心地が良くなるという記事を見たことがありますが、実際の感触としては、体感できるほど良くなった、ということは特になかった印象です。もともと23cのタイヤを結構な高圧にして乗っているので、いくらフレーム、シートポストをカーボンにしてもそんなに柔らかい乗り心地になるとは期待してなかったので、こちらは想定内でした。

あとは、特に記載するところでいうと、軽量化の部分ですね。100g弱ですが、気持ち軽くなった気がする、そのせいで気持ち走りも軽くなった気がする、くらいは感じられました。あとは上り坂でも、気持ちばかり、を感じました。タイヤやホイールの100gの軽量化と、車体の上部で100gの軽量化は意味合いが違うので、気持ちくらいの変化なのかなと思われます。

まあ試してみてもいいかなくらいの、パーツ交換でしょうか。軽量化は見込めます。費用対効果は高くないので、良きタイミングがあれば、長い目で検討するのはいかがでしょうか。

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